2020年4月15日、名探偵コナンの新刊である98巻が発売されました!
98巻は、赤井家が登場する注目回!
赤井秀一(沖矢昴)や世良真純、羽田秀吉…そして、メアリー(領域外の妹)。
黒の組織編の中でも重要なキーとなるシーンがある、必見巻!
さっそく感想を綴っていきます。
(ネタバレもありますので注意してください)
漆芸品鑑定殺人事件、解決編!
まずは97巻の続きから収録!
阿笠博士が、家で見つけた小皿を知り合いの鑑定士に鑑定依頼をしようと訪れて発生した殺人事件。
世良真純と沖矢昴(赤井秀一)も同行しており、世良が「どうして自分を一目で女性とわかったんだ?」と沖矢に訪ねて97巻は終わりました。
その会話の続きから98巻はスタート。
世良は「まさか、ボクの事、知っているんじゃないだろうな…??」と沖矢の正体を疑います。
沖矢は「女性特有のヒップラインですよ」と軽くかわします。
このやり取りを見ていたコナンは、「世良って赤井さんの妹でしょ?なんで内緒にすると?」と不思議がり、沖矢に問います。
「妹はあまり巻き込みたくないんでね」と答える沖矢は、17年前の記憶を思い返します。
それは、飛行機内での家族の会話の記憶…。
メアリーと赤井秀一、羽田秀吉が父親(務武)の命でイギリスから日本に戻る飛行機内でした。
メアリーのお腹の中には、世良真純がおり、お腹を嬉しそうに撫でるメアリー。
その記憶を思い返しつつ、「随分大きくなったもんだ…」と兄の一面を見せる沖矢(赤井秀一の顔も描かれる)
そのようなやり取りの後、コナンは再び推理へ。
沖矢、世良とともに証拠を探し、無事に解決(かなりスラスラと解決まで導いちゃうコナンくん)
「領域外の妹」の正体=MI6(イギリス情報局秘密情報部)
コナンは、世良からしつこく”体を元に戻す薬(APTX4869)”について聞かれます。
このことから、コナンは「”領域外の妹”と名乗るメアリーは、世良の母親かつ体を小さくされている」と予想を立てます。
そして、続けて「メアリーは何者か?」と推理…
・抜群の推理力
・卓越した格闘術の持ち主
・イギリス人
から、MI6(イギリスの諜報機関である”イギリス情報局秘密情報部”)関係者であると推理。
そして、”領域外の妹”とメアリーが名乗ったことから、「sister(妹)からter(領域”テterritory”の略)を引いたsis(シークレットインテリジェントサービス)」まで辿り着き、推理は確信に変わります。
赤井の母親(メアリー)への想い、世良の赤井秀一への想い
沖矢は、世良に「母親が存命か否か」「時の流れをもとに戻したいのは、君じゃない誰か」を問います。
沖矢はFBI殉職(と見せかけた)後、おそらくメアリーと連絡を一切取っておらず、安否確認をしたいのでしょう。
事件後、沖矢は「大体の予想はできている…この目で見るまでは、とても信じられんがな…」と。
“コナンの正体が工藤新一ではないか”と考えている描写もあるので、体が縮む薬があるということは、推理していそう。
場面は、変わって世良真純とメアリー。
世良は、沖矢の話の中で出てきた「50:50(フィフティ・フィフティ)」という言葉が引っかかり、メアリーに問います。
するとメアリーは、「父親である務武の口癖で、死んだ長男(赤井秀一)にも移っていた」と語ります。
世良は、赤井秀一と沖矢昴の姿を重ねながら「まさかね…」と。
紅葉の挑戦状!コナンvs平次 / 和葉vs紅葉
服部平次に想いを馳せる、大岡紅葉が登場!
始まりは、紅葉から蘭への突然のメール。
「工藤新一に解いてほしい、とある家政婦が残した暗号がある」とのことで、暗号が送られてきました。
待ち合わせ場所にコナンと蘭が向かってみると、そこには服部平次&和葉の姿が。
和葉が、そこにいた理由を話し始めます。
紅葉がなぜこの暗号を新一に解いてもらうよう依頼したかというと、平次との約束があったから。
もともとは平次に暗号解読をお願いしていたですが、ちょっとした会話から「平次より先に解ける高校生がいたら何でもお願い聞いてくれる?」という流れに。
平次が簡単なノリで承諾したため、そのまま勝負スタートとなったとのこと。
勝負の行方は…
暗号を解いていく、コナンと平次。
家政婦の暗号は宝物の在り処を示しており、港の倉庫まで辿り着きました。
すると、そこには3人の男と1人の死体…。
現場の状況から殺人事件と断定するコナンと平次。
3人の男も暗号を見てこの場に来たのとのことで、殺人事件と暗号の謎両方の推理がスタート。
一足先に謎を解いたのはコナン。
平次との勝負でもあったためコナンは推理を披露しようとし蘭を見てみると、そこで浮かべていた顔は不安そうな表情。
コナンは、「新一が推理を解いてほしいという気持ちとは逆の気持ちの顔をしている」と察し、平次に花をもたせることにしヒントをパス。
無事に平次が推理解決まで導き、平次が無事勝利!
最後に平次から、家政婦がどのような家に仕えていたのかを伝えます。
その家とは…羽田家。
羽田秀吉の養子入りした先である、羽田浩司の家でした。
ここで、羽田浩司は御曹司ということが、コナンの中で確定的となりました。
羽田秀吉名人が犯人を追い詰める!?
平次&和葉の話の後に収録されていたのは、羽田秀吉が主役となる将棋回。
棋士たちの勉強会のために、マンションの一室へ棋士仲間と共に向かった羽田秀吉と彼女の由美、そしてコナン。
マンションの持ち主である棋士がチャイムに応答しなかったため入室してみると…そこには遺体が。
警察を呼び実況見分を行っている傍ら、近くで大きな火事が。
家事の方向は、なんと別の棋士の住居の方面でした。
向かってみると、まだしくその棋士の家が全焼しており、遺体も発見……現場に残っていたものから、マンションでの事件に続く連続殺人事件であることが確定的に。
コナンや警察が捜査を続ける中、マンションの一室に1人で向かう羽田秀吉の姿が。
ドアがあき、住民の姿を秀吉は「君ですよね?犯人は」と声をかけます。
そのまま話そうと中に入ったもののスタンガンで気絶させられる秀吉。
場面と時間が変わり、秀吉の帰りが遅いことを心配する由美からコナンに連絡が。
心配になったコナンは、赤井秀一に状況を伝え秀吉、救出に共に向かいます。
犯人の家で、気を取り戻した秀吉は推理をはじめます。
そして、その推理は全て正解。
犯人が秀吉の口封じをしようとしたところに、赤井秀一&コナンの救出が。
赤井は拳銃をぶっ放し、日本とは思えない強硬手段で秀吉を救出。
(FBIとはいってもそんなのありかよ…)
メアリーは、ロンドンでAPTX4869を飲まされた
最後に収録されているのは、事件の序章。
コナンと蘭、園子、世良真純で高校の同級生のパーティーに。
そこで殺人事件が起こって、98巻は終わり。
しかし、事件の序章となるこの話で重要なシーンがあります。
それは、”メアリーはロンドンでAPTX4869を飲まされた”ということ。
世良真純が、コナンの持っている薬ケースを発見し、その中に入っていたあまり見ない薬に疑問を持ちます。
世良はさっそくその件をメアリーに電話。
メアリーは「私が飲まされたのは赤と白のカプセル…ロンドンのヴォクスホールブリッジでやつに不覚をとって…」と回想。
まとめ&名探偵コナン99巻発売日
98巻は、赤井一家が総出演した回となりました。
赤井秀一(沖矢昴)の存在感。
世良真純の兄への思い。
羽田秀吉の活躍。
そして、メアリーの正体…。
気になるのは、メアリーが黒の組織の誰に不覚を取ったのか…。
MI6ということが判明し、なおかつ羽田浩司の事件や務武が失踪といった最重要クラスの話になりそうですので、おそらくラムなのではないかな、と。
(赤井秀一との因縁はジンですし、親子それぞれで因縁のある黒の組織のメンバーがイルのかな?)
単行本の最後には99巻の次回予告もあり、メアリーの因縁も判明しそう。
名探偵コナン99巻の発売日は、2020年冬!
目が話せないですね。