クラウドソーシングで仕事をゲットしたい方は特にチェック
ごきげんよう!時には喫茶ヒトヤスミ、時には会社員のゆーさとです!
最近、クラウドソーシングサービスが非常に活用されています。
フリーランスのエンジニアやライター、またWワーク(副業)したい会社員などが、仕事を受注するための便利なプラットフォーム。ランサーズやクラウドワークスが有名ドコロです。
これらサービスについて、私は会社にて発注側(WEBページの静的コーディングやWordPress組込、はたまたライティングなど)の立場で使用しています。
しかし、案件を募集するたびに感じることがあるのです……それは「なぜ、この応募で仕事を取れると思ったのか??」ということです。
つまり、お金を支払いお仕事を発注する側として、絶対に任せたくない応募が多数やってくるのです。
しかし、逆に考えてみると、「こういうポイントを抑えてくれたら詳細な相談はしたい」というポイントがあるということです。
今回は、現在クラウドソーシングで実際に発注・依頼している側目線で、受注獲得率を向上させるために抑えておいてほしいポイントを紹介します。
そもそも実績が大事なんじゃないの?
クラウドソーシングで応募があった際に、応募者の実績を確認することができます。
例えば、某クラウドソーシングサービスの場合は、
・評価(案件依頼者が案件終了時につける星やコメント)
・プロジェクト完了率
というように。
たしかにこれらのポイントは見ます。
例えば、プロジェクト完了率がものすごく低い人は信用出来ないですし。
とはいっても、あくまでも一つの指針…いくら応募の際の文言などによってはいくら実績が多くても、評価が満点でも全くもって検討の余地に入らない人もたくさんいます。
※もちろん評価が低すぎる人はなかなか厳しいですが。
ですので、実績が少ない方や「評価で一部だけ低いのをつけられてしまった」でも安心して読んでいただけたらと思います。
案件応募①:ちゃんと本文を読んで、それに答える
「募集本文読むの当たり前だろ!!」
なんて言われそうですが、全く読んでいないであろう応募、もしくは答えてほしいことを書いていない応募がかなりあります。
というのも、依頼するにあたって募集要項には依頼概要の他に、”会社の都合上聞いておきたいこと”や“○○は可能か?”と言ったような重要なことが書いてあることもあります。
しかし、応募の多くで(依頼本文を読んでいないのかわかりませんが)、答えてほしいことに言及せずに「○○のスキルあります!」という内容だけで連絡を送ってくる人がいます。
もちろん自分のことを伝えたい気持ちはわかりますが、「この人はちゃんと本文を読んでくれないな」「コミュニケーションとれるのかな」なんて、マイナスな印象しかありません。
タイトルだけで作業内容はわかるのかもしれませんが、まずは仕事をする案件の本文をしっかり読むことが大事です。
案件応募②:スキルやポートフォリオだけ書かない
例えば、スキルを要するコーディングの依頼をするときに顕著なのですが…
「HTMLのスキルあります!そしてこのスキルもあります!このポートフォリオ見てください!」なんていう、自分のスキルや実績をめちゃくちゃ推してくる人がいます。
もちろん、依頼者側としてはしっかりとしたスキルがあってくれたらすごく嬉しいですし、成果物があるとそれが確認できるのですが……いかにスキルの量を送ってもらっても、正直それが選定するポイントにはなりません。
(そのように応募してくる人がたくさんいるので差別化できないのもありますし…)
では、「スキルやポートフォリオ以外に何を書いて応募すればいいのか?」
答えは、利用できるスキルとその活用方法です。
依頼本文にはどのような動きを実装したいか(例:スライドを入れたいです)等、詳細が書かれています。
応募の時には、
私はこういうスキルを持っている
- 募集要項にある○○はこういう実装の仕方でいいか?
- この実装は〇〇なように実装できます
- 以上で見積もりは〇〇円です
- また、ポートフォリオは以下ですのでお時間があれば云々…
というように、自分がどのようにできるかを書いてくれると非常に頼りになります。
また、案件に不安部分があったら、「この点は○○という認識であってますか?」というような質問入れてくれると、未来(案件を進めるとき)を見据えてやってくれるな、と信頼でき依頼したくなります。
案件応募③:頑張る気持ちや特典よりも大事なことあるよね…
これは個人的に嫌なポイントになってしまうのですが…
「一生懸命頑張ります!!」
「今回は特典として、○ヵ月以内の修正は無料です!!」
みたいなのを押してくる人がいるのですが…この時点で私は応募をきっちゃいます。
まず、「一生懸命頑張ります!!」というのですが、個人的には「それは当然でしょ??」なんて思っちゃいます。
なので、むしろそこを書くということは「普段一生懸命やっていない(もしくは周りからそうみられている)方なのかな」と疑ってしまいます。
そして、無料特典という名のものをかなりつけてくる人も、人参をぶら下げているようでなんだかいい感じがしません。
特に無料特典内容が「修正」と書かれていると、「この人は修正が必要なものを納品してくるのか(または検収時に不具合会っても修正は有償対応なのか)」と考えてしまいます。
気持ちや特典などを付け加えてとにかく受注したいのかもしれませんが、そんなことを書くよりもまずは依頼者のポイントに突き刺さる応募を簡潔に提示するという点に意識を置いたほうが有益かと思います。
悪い評価をつけられていても大丈夫?
低い評価(例えば☆1など)をつけられている方が、たまに見受けられます。
こちらについて思うことは、(あくまでも私が選定する際ですが)特にありません。
もちろん、慢性的に評価が低い方は論外ですが、多くの人から評価で☆5をもらいつつも一部で☆1の場合は、評価者(依頼者)と何らかの認識の違いなどがあったのかな、と思うので。
ただし、その代わりに注意してしておいてほしいこと…それは、悪い評価に対してコミュニケーションを取る(コメントを書く)ことです。
例えば☆1の評価に対してスルーしているのと、「今回はありがとうございました。しかし、当初の要件と違った内容まで依頼してきてそれを断ると取引中断というのは納得できないです。」みたいなコメントをしているものでは、印象が全く違います。
もちろん完全に非があることに対しての言い訳はダメですが、何らかのトラブルがあっての評価の場合は冷静なコミュニケーションを心がけることをオススメします!
初めてフリーランスになって、まだ実績ないけどどうすればいい?
正直、個人的に言うと重ための案件は依頼できません。
しかし、実績がない方にも依頼したことがあります。
それは以下が重なったためでした。
- 比較的軽めな案件(ボリュームの小さいペラの静的コーディング)
- 金額が安い(実績作りのため今は単価を半分にしていますという文言付き)
- 応募時に人格が伝わる(前述のポイントを抑えた内容)
- スキルの証明がある(ポートフォリオや実際に作成したサイトのURL)
という点。
実績がある人より苦労はすると思います。
しかし、何よりも「丁寧」「誠実」「端的」に依頼人と向き合えば、きっと仕事は受注できます!
さいごに
インターネットだけで仕事の受注ができますが、根本にあるのはやはり対人であるということ!
画面の先、募集要項の先には依頼人がいるということを念頭においておくだけで、かなりこれまでと違うと思います。
フリーランスやWワーカーが仕事を初めて受注する、またはうまく受注できない人が受注率を上げて、より仕事を進められることを祈っています!