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お酒のブログメディア『今宵の酔』OPEN!
みなさま、ごきげんよう!ゆーさとでございます。
日本酒感想がなんやかんやで、1ヶ月弱ぶりとなってしまいました。
今回の感想は….
新政頒布会2017でございます!!
感想が久々になってしまったのも、頒布会を全て戴いた後に連続で感想をまとめたいから…
感触ウィ思い出しながら比較することで、より鮮明に特徴が頭に残る気がするんですよね。
今回は、新政頒布会2017の4月分である2本の感想。
- 山吹(タンジェリン)生酛純米
- 水墨(アッシュ)生酛純米木桶仕込み
のそれぞれの感想となります!
今回で最期の酒米!山吹(タンジェリン)生酛純米
さて、まず最初は黄色のラベル…山吹(タンジェリン)生酛純米
ラベルの黄色、キャップ部分のシールも黄色で一貫性のある色合い。
華やかな色ではあるけれど、派手すぎない調子を見受けます。
丸の中に頒布会の”頒”の文字は、なんだか特別感….
拡大してみると….
ラベルの下に『吟の精』という文字が…これこそ、本作の特徴です。
何を隠そう、本作に使用されている酒米であり、そして今後新政酒造様では使用しないことが決定された、最期の作品なのであります。
さて、肝心の感想。
まずは香り。
鼻からすっと通ったかと思うと、その奥で開くふくよかな香り。
旨いであろうというイメージのもと口に運ぶと、確かにファーストタッチは印象そのまま。
次いで来るのは酸味…そのあとにキリッとしまる辛口が。
そうか、これが新政酒造様が言っていた”ドライ”ということか….そんなことがわかる切れ味。
最期にするのは惜しいほどの絡み合う味わいでした。
幻の酒米!?水墨(アッシュ)生酛純米木桶仕込み
各月2本ずつの封入である、頒布会。
もう片方は、山吹と相反するシックなラベルの水墨(アッシュ)生酛純米木桶仕込み
“新政”…しかも新政頒布会で味比べという贅沢の極み。
さて、山吹同様ラベルをアップすると、下部には『亀の尾』という文字が。
そう、本作に使用されている酒米であり…..そして、一部では”幻の酒米”なんて言われるほどの品種。
入手と醸造などに難儀なそうで、苦労するとのものとのことです。
さて、まずは香り….リンゴに近いような香りでしょうか。
フレッシュな香りが通っていきます。
そして味わい…酸味です、まず感じるのは酸味。
しかし、「すっぱい」というような印象ではなく、果実を感じさせる、これまたフレッシュな酸味。
そして、喉を突き抜けた後に残る舌に感じる味…そこに甘味を感じました。
新政頒布会2017の2本。
どちらも酒米をテーマに追求したお酒ではないでしょうか。
それぞれを同時に比べることで、香りから味わい、のど越しまでを奥深くまで感じる….そんな内容だったように思えます。