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【ネタバレ感想】映画コンフィデンスマンJP(ロマンス編)は最大に騙される!全キャストから目を離せない騙し合い

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【ネタバレ感想】映画コンフィデンスマンJP(ロマンス編)は最大に騙される!全キャストから目を離せない騙し合い 映画

映画コンフィデンスマンJP(ロマンス編)が、Amazon Primeでも配信中

劇場最新作コンフィデンスマンJP(プリンセス編)の感想はこちら

2018年にフジテレビで放送されたドラマ『コンフィデンスマンJP』

2019年5月17日に劇場版が公開されました!

その名も『コンフィデンスマンJP〜ロマンス編〜』

ドラマ版からの大ファンだった僕は、さっそく公開初日に映画館鑑賞に行きました。

あのね…めちゃくちゃ面白かった!!

期待値を遥かに凌ぐ、ストーリー!

コンフィデンスマンの世界に見事に魅せられました!

今回、映画の感想をお届けしますが、目次部分からネタバレが含まれます。
本作については、ネタバレを見てから劇場で答え合わせするのもいいですが、ネタバレを見ずにまずは劇場に足を運ぶとストーリーの感動がありますよ!(笑)

それではいきますよ…??

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舞台は香港!女帝とドラマに登場したヤクザと対峙!

物語の始まりは、長澤まさみ演じるダー子と三浦春馬演じるジェシーが二人の生活を楽しんでいる(昔の)シーン。

そしてそのシーンの最後には、

人が恋をする時、それはまず、自己を欺くことによって始まり、また、他人を欺くことによって終わる。
オスカー・ワイルド

と、劇場版のタイトル『ロマンス編』にかかるかのような意味深なセリフで締めます。

長澤まさみと三浦春馬

出展:公式トレーラー

シーンは変わり、いつものダー子の部屋。
詐欺師としてワクワクする大物の相手が見つからず暇そうにしているダー子。
ちょっとした相手を探そうと子猫ちゃん(協力者)に電話しようとしたところ、電話に出ない子猫ちゃん…場面は電話相手となる前田敦子の場面になるのですが、心身衰弱している様子。

場面は転じて、東出昌大演じるぼくちゃんのシーン。
詐欺師から足は洗って、遊園地のヒーローとして活躍している模様。

小日向文世演じるリチャードは沖縄のリゾートで拡大鏡で女の子と体を見てニヤニヤ…と、それぞれがそれぞれの場で自分の好きなことをやっています。

しかし、そんな彼らに復讐心を燃え上がらせる存在が一人…それはドラマ版第一話『ゴッドファーザー編』で20億円をダー子たちに騙し取られた、江口洋介演じるヤクザの赤星栄介
「金以上にプライドを取られた」「3人を始末してほしい」と何者か頼んでいます。

そんなとき、ダー子はとあるニュースを目にします。
それは香港マフィアの女帝で、<氷姫>とも異名を呼ばれるラン・リウ(演じるのは竹内結子)。彼大財閥で莫大な資金力をもち、そして市民からヘイトをためており、そして何より伝説の『パープルダイヤ』を持っていると言われているということから、ダー子は彼女を狙うことに決め、ぼくちゃんやリチャード、そして五十嵐(小手伸也)を招集

そしてその場には、織田梨沙演じる『モナコ』という若い女性が…どうやらダー子に詐欺を仕掛けようと近づいてきたものの即効でバレてしまいましたが、ダー子を師匠として付いてきたよう。

ぼくちゃんは反対しますが、リチャードは「仲間でも家族でもないし、裏切る時は裏切るし助けることもしないけど、覚悟はあるか」と問い、モナコが「覚悟ある!」と答えたことですぐに賛成側へ。

赤星英介の影がちらつきつつも、4人はラン・リウを狙い、香港へ!!

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香港でダー子とジェシーの再開、そしてダー子の裏切り…!?

香港へ到着したダー子御一行。

さっそく、ラン・リウについて調査を始めますが、なかなか素性がわからず進展がない日々が続きます。

香港で膠着状態が続く中、ようやく僅かな手がかりが。

それはラン・リウの元夫からの情報。

竹内結子演じるラン・リウ

出展:公式トレーラー

ここからダー子たちの本領発揮!

ラン・リウが信じるという占い…ダー子とモナコは不思議なチカラを持つ占い師となり、ラン・リウに近づき、そして自宅に入るまで成功します。

しかし、そこにラン・リウと共にいたのは、三浦春馬演じるジェシー

ジェシーはジェシーで、天才結婚詐欺師であり恋愛方向でラン・リウを狙っていたのです。

数年ぶりのダー子とジェシーの再開…明らかに動揺するダー子。
映画冒頭のシーン(二人が本物のカップルかのように楽しんでいる)につながる瞬間です。

二人は最高のパートナーとして詐欺を働いていましたが、ジェシー曰く「ダー子は本当に自分を愛し始めてそれが怖くなって逃げた」とのこと。

ジェシーはダー子に「ぼくちゃんやリチャードではなく、再び自分と組もう」と誘いますが、ダー子断固拒否。

しかし、その後もダー子たちの作戦はラン・リウに届かず、ジェシーの恋愛詐欺に一歩以上先に進まれてしまいます。

そのような苦しい中、ジェシーは再びダー子へ接触…ダー子もだんだんとジェシーへ想いが傾いていきます。

ラン・リウに仕掛けた儲け話がなぜうまくいかないのか…ぼくちゃんやリチャード、ダー子たちは一つの答えにたどり着きます。
それは、ラン・リウが真に欲していたのは『愛』であったことに。
そして、その相手は元夫…。

ぼくちゃんやリチャードは、お金度外視で二人の愛をつなげるために行動したいとなり、ダー子もしぶしぶ従います。

二人を引き合わせようとした瞬間、元夫が「ラン・リウのようなババアに今更興味はない」と若い子に言っているところを目にしてしまいます。

失意のラン・リウ…そこへ現れたのはジェシー。

ジェシーはここまで想定していたのでしょうか…人の心が壊れた時に心の隙間に入ることができ、そして実際にラン・リウはジェシーの胸に走り向かっていきます。

しかし、そこで現れたのはダー子…「ジェシーは私のもの」とラン・リウに向かって、拳銃を放ちます。

そこに盾に入るジェシー…撃ったダー子は混乱しつつその場を去り、撃たれ倒れたジェシーを見たラン・リウは叫び取り乱します。

ジェシーを撃つダー子

出展:公式トレーラー

場面が変わって病院になり、一命をとりとめたジェシー。付き添いにはラン・リウ。

ラン・リウは「このまま、あなたといたい」とジェシーに対し愛が芽生えました。

その場に看護婦さんがコーヒーを持ってくるのですが、看護婦さんの正体はなんとダー子。

時間が過ぎ、そこにはコーヒーを飲んでテーブルに突っ伏しているラン・リウ。どうやら、コーヒーには睡眠薬が入っていたよう。

ベッドに寝ていたジェシーも消え、病院スタッフも消えもぬけの殻…そして、ラン・リウが身につけていた『パープルダイヤ』もなくなっていました。

そう、この一連の流れはダー子とジェシーが仕組んだものだったのです。

二人はそのまま高跳び用のヘリポートへ…。

残されているぼくちゃんやリチャードは、裏切られたことに気づきますが、リチャードは「我々は仲間でもないし、裏切ることもある」と映画の最初の方で話していた言葉を再び出しますが、ぼくちゃんはダー子を引き止めるために追いかけます。

二人に追いついたぼくちゃんやリチャード…ぼくちゃんは「ダー子が好きなんだ」と告白しダー子に伝えますが、「もっと早く伝えてほしかった、みんなバイバイ」とジェシーと二人でヘリコプターの中へ…。

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結末:すべての始まりはどこから…??

ダー子がヘリコプターのドアを開けると、そこにはなんと赤星英介が。

なんと、赤星英介とジェシーは繋がっていたのです

序盤の赤星英介が復讐をしてほしいと依頼した相手は、ジェシーでした。

  • 赤星英介は三人への復讐のために身柄を渡してほしい
  • ジェシーは自分から去ったダー子への復讐とついでにラン・リウの宝石

と、思惑の一致により協力していたようです。

裏切りのジェシー

出展:公式トレーラー

赤星はダー子たちへ拳銃を向け、ひざまずかせようとしたところ、怒りに燃えたラン・リウと香港警察とともにやってきます。

赤星率いるヤクザとラン・リウ率いる香港勢が銃を向き合わせる展開…そしてダー子も隠し持っていた拳銃を出し、三つ巴が描かれます。

ジェシーは赤星に「香港では勝ち目がない」とこの場から退避することを勧めヘリコプターに乗りその場を去っていきます。

日本に戻った、赤星とジェシー…ラン・リウのパープルダイヤを鑑定してもらっています。

鑑定結果は……なんと贋作、ニセモノだったのです。

ジェシーは確かにラン・リウからダイヤを奪いました…困惑するジェシー。

すぐに香港にもどり、ラン・リウの住居に向かうともぬけの殻。

そして不動産屋に聞いたところ「ラン・リウの住居はここじゃないよ」と…そう、ジェシーがラン・リウだと思っていた人はニセモノだったのです。

場面は変わってヘリポートの場面。
ヘリコプターで赤星やジェシーが去った後…ダー子たち、そしてラン・リウや香港警察などがみんな「お疲れ様でしたー!!」のテンション。

ダー子やラン・リウは最初から繋がっていた…!!

繋がっていたというより、ラン・リウはダー子たちが用意した偽のラン・リウ。

どこからジェシーは騙されていたのか。

映画冒頭の前田敦子が心身衰弱している様子に繋がります。
その原因はジェシーに恋愛詐欺にあっていたことからでした。それを知ったダー子はやり返すことを伝え…。

そして遊園地のヒーローとなっていたぼくちゃんが昔の仲間であった詐欺師から「お前は赤星から狙われている」と言う情報を得ました。

それらの情報を組み合わた結果、二人を狙って全てが始まっていたのです。

赤星英介とジェシーをつなげ、そしてジェシーがラン・リウを狙うように仕向け、そして自分たちに仕掛けてくるようになることを、ダー子たちは全て計算済でした。

ダー子たちの完全勝利。

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感想1:すべてのシーンから目を離せない

まさしく大ドンデン返しとなった本作。

もともと『コンフィデンスマンJP』を観ていたので「きっと何かあるんだろうな」という意識はあったので、いろんなシーンがある度に考察をしつつ映画を観ていました。

しかし、その考察を遥かに超えてくる映画展開!!

しかも自分では気づかなかった伏線…「あ、このシーンそういうことだったのか!!」ということが映画の最後にはどんどんでてきます。

『究極の騙し合い<コンゲーム>』と謳っていますが、ストーリーについて言っているのではなく、今思うと「脚本家や監督・演者vs視聴者の騙し合い」と宣戦布告されているようです(笑)

本当に全てのシーンから目が離せません!

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感想2:俳優の無駄遣いに注目(小栗旬やジャッキーも!?)

もうね、俳優の無駄遣いなんですよ!!(笑)

まずドラマからの引き続きとなる長澤まさみさん・東出昌大さん・小日向文世さんのメインどころでも豪華。

そして『シンデレラおじさん』こと小手伸也さん。

映画の重要なカギを握る、竹内結子さん・三浦春馬さん・江口洋介さんもドラマ界、映画界の中心的俳優です。

しかし、それだけじゃなく、ドラマにも出演した数々の俳優がでてくるのです…!!

  • 前田敦子
  • 生瀬勝久
  • 山口紗弥加
  • 小池徹平
  • 佐藤隆太
  • 吉瀬美智子
  • 石黒賢

名前だけでも豪華な面々ですが、この方達がどのような描かれ方をするか…!!

「無駄遣い」と僕が言っていた意味が、映画を観ればわかると思います(笑)

そして、なんと小栗旬さんも登場しているのです…!!

どこで登場するか要チェックです!!

そして香港といえば、ジャッキー…。

と、ストーリーも映画を作り上げる細かな要素まで本当に楽しい映画でした。

ドラマを観たことのない人でも楽しめますし、ドラマ版『コンフィデンスマンJP』を観ていた人はより楽しめますし想像以上の興奮があるかもしれません!

個人的に大満足の映画でした。

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