みなさま、ごきげんよう!ゆーさとでございます。
2017年8月11日、『スパイダーマン:ホームカミング』(原題:Spider-Man: Homecoming)が公開しました!
大人気アメリカンヒーロー『スパイダーマン』…これまでに2名の監督により製シリーズが製作されましたが、今回はアベンジャーズのお話。
早速、公開初日の本日に字幕版を鑑賞してきたので、その感想を本音で書きたいと思います!
※ネタバレ含みます
あらすじ – 物語の始まりからスパイダーマン –
本作は、マーベルコミックの実写化映画を同一世界線で展開させる『マーベル・シネマティック・ユニバース』の16作目として、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の後の時系列となっております。
これまでに2人の監督により映画化されたスパイダーマンシリーズをご覧の方は真っ先に驚くこと…それは、「主人公が最初からスパイダーマンであること」です。
これまでは、2作品共に”蜘蛛に噛まれる”というきっかけからスパイダーマンになりましたが、本作は既にスパイダーマンとして活動しているところから始まります。
ピーター・パーカー(スパイダーマン)は、トニー・スターク(アイアンマン)からスカウトを受け、アベンジャーズとしての任務に心躍らせます。
しかし、トニーは全く任務を与えてくれず、ピーターはNYでの市民お助け係のようなことばかりを続け嫌気の指す毎日…
そんなある日、友達の家で開かれたパーティーで、外で爆発を発見します。
気になり向かった先には、とてつもない破壊力の武器を持つ男たちが…(実はこの武器、先の戦いで手に入れた宇宙の物質を使っています)
スパイダーマンから逃げる男たちは組織のボスに電話…すると、大きな機械仕掛けの翼、武器、金属スーツを着たボスが現れ、瞬く間にスパイダーマンを倒します。
湖に落とされたスパイダーマンでしたが、危ないところでアイアンマンに助けられます。
しかし、そのアイアンマンは、トニーが遠隔で操作していたもの。
トニーはピーターに向かい、このようなことから身を引き、隣人のスパイダーマンでいろと忠告します。
しかし、ピーターはその忠告に従わず、自分の力を認めさせるためにトニーに内緒で単身で敵を捕まえようと画策します…
全く違うスパイダーマン像…ハイテクなスパイダーマンのスーツ
先述した通り、本作のスパイダーマンはこれまでと全く違います。
物語の始まり(スパイダーマンになるきっかけ)もそうですが、スパイダーマン像としての姿も..。
まず最初に感じるのが”幼い”ということ。
ピーターは15歳の設定で、またアベンジャーズでの訓練について動画を常に撮影したり、ヒーローとなった自分の嬉しい様子を自撮で撮影したりと、落ち着かない様子。
これまでのシリーズでは”戦う覚悟”という側面が描かれていましたは、今回は(ある意味この年代だと当然持っているような)自分の思い付きの考えだけで行動する子供っぽさ、そしてある種可愛らしさというのが描かれています。
また、スパイダーマンのスーツも全く違います。
シリーズ第1作目は、蜘蛛に噛まれ、身体能力も上がり、糸も体から出せるようになり姿を隠す意味合いが強いスーツ。
シリーズ第2作目は、同じく蜘蛛に噛まれ身体能力が上がり、糸はウェブシュータ―という装置から発射という違いがあったものの姿を隠すようなスーツでした。
しかし、今回は”スーツそのものがトニーが作成したもの”であります。
昨日は抜群で、なんと人工知能もついています。
偵察用ドローンが内蔵されてあったり、またウェブシューターから発射できる蜘蛛糸タイプも500種類以上と状況に応じ、変化可能。
また、スパイダーマンとしての能力もその時に応じ変化し、若干目が変化したりします。
このように、今までのスパイダーマンと同じようなイメージでいると、かなり衝撃を受けます。
ピーター・パーカーが少年から成年へと描く物語…
先述の通り、今回のスパイダーマンの行動はまだ子供な部分があります。
アイアンマンの忠告を無視し、単独で敵の行動を察知したスパイダーマンは、大型客船で戦闘をお越し、市民の命を危険に晒します。
間一髪アイアンマンが救出に来たものの、激怒したアイアンマンは「お前のような弱い奴が着るものではない」とスパイダーマンからスーツを奪います。
その後、日常に戻ったかと思ったピーターでしたが、憧れの先輩とホームカミングの約束を取り付け、彼女宅に向かうと父親が出迎え…なんと彼女の父親こそがスパイダーマンと対峙した、機械仕掛けの翼をもつ敵のボスでした。
そこでピーターと敵のボスは一度話をし別れるものの、ピーターは彼を捕まえる(止める)と決意。
自作のスーツで敵に挑みます。
敵の猛攻の前に倒れ、瓦礫の下敷きになるスパイダーマン…大声で助けを呼んでいるときにふと見えたのは自分の弱い姿…
彼はそこで、覚悟を胸に自力で脱出し、なんとか敵を倒します。
その功績を認められ、ピーターはトニーから”正式なアベンジャーズメンバーとしての会見の場”が用意されますが、ピーターはそれを拒否。
“地に足をつけた、近隣のスパイダーマン”でいることを選びます。
“力を持つもの”としての覚悟が、今回の戦いの中で成長し芽生えたのではないでしょうか。
次回作の予感
ED後、刑務所での今回の敵の様子が映し出されます。
そして、今回の敵に向かい、「スパイダーマンを倒したい」と述べる別の受刑者が…
そしてエンドロールが終わった最後には「スパイダーマンは帰ってくる」との字幕が。
次回作はおそらくあって、そしてその時に対峙する相手もきっと…という感じです!
マーベルのアベンジャーズシリーズはこれまでのまだまだ続いていくでしょうし、今回のアイアンマンとのクロスオーバーをきっかけに今後も期待していけそうですね!
スパイダーマンを知らない人にはおすすめできるの??
さて、先述の通りこれまでのスパイダーマンとは一線を画した、新しいスパイダーマンの映画となっています。
“スパイダーマンは知ってて当然”というような感じもあるのですが…正直、スパイダーマンが”蜘蛛に似た力を使うヒーロー”ということを知っていれば問題ないかと思います!
これまでの、ベンおじさんの死といった内容もないですし、むしろこれまでの詳しいストーリーを知らない方が、素直に映画に入っていけるかと思います!
(逆にこれまでのファンだと、”メイおばさんが若い!”とか”MJヒロインじゃないの!?”なんていうようなツッコミもあります…笑)
しかし、それ以上に大事なのが“アベンジャーシリーズを知っていること“ですかね。
スパイダーマンとアイアンマン、ピーターとトニーの関係性はかなり映画ででてくるものの、その経緯や説明はあまりありません。
U-NEXT なら、前時系列の『シビル・ウォー』やアベンジャーシリーズを観ることができ、無料トライアルも実施中ですので、予習・復習におすすめです!
今後のスパイダーマンをはじめとした、マーベル作品の展開から目が離せませんね!